2002年11月20日

ドリーム・アーツ、クワンティと日本IBM地方自治体向け情報共有ソリューション販売で協業 -Linuxを基盤に総合行政ネットワーク対応の高いセキュリティを提供-

株式会社ドリーム・アーツ(本社:東京都港区、社長:山本孝昭)、クワンティ株式会社(本社:大阪市住之江区、社長:寺澤陽一郎)、日本アイ・ビー・エム株式会社(本社:東京都港区、社長:大歳卓麻、以下日本IBM)の3社は、共同で地方自治体向けのソリューション「地方自治体IT Pack」を12月から販売開始します。

「e-Japan戦略」実現に向け、全国約3,300の地方自治体も住民サービスの電子化や職員の情報共有化などを急速に進めはじめています。地方自治体IT Packは、このような取り組みを支援するために、短期間で高いセキュリティを持つ情報共有のためのソリューションを構築できる低価格のパッケージとするため、3社のハードウェア/ソフトウェア製品を組み合わせて提供するものです。

地方自治体IT Packは、オープンソースの基本ソフトであるLinuxを基盤に、ドリーム・アーツの企業や自治体向け情報ポータル(玄関)ソフトウェア(EIP)「INSUITE®Enterprise(インスイート・エンタープライズ)」と、クワンティのインターネット・サーバー管理ツール「QlocTM(クロック)シリーズ」を組み合わせ、IBM®の処理能力に優れ信頼性の高いIA(インテル・アーキテクチャー)サーバー「eServer xSeriesTM」とともに提供するソリューションです。

INSUITE®Enterpriseは、世界で初めてプログラミングすることなくEIPを構築できることが特徴で、職員個人や部門単位、全職員など利用目的に応じたイントラネットのポータル画面の作成、及び住民に対する情報発信サイトの構築を行うことができます。また職員個人や部門単位での多彩なアクセス権限設定など、細かいところまで行き届いた強固なセキュリティ機能と高性能なグループウェア機能も装備しており、電子メールやスケジュール管理、会議室の予約などを簡単に行えます。

Qlocシリーズは、「LGWAN(Local Government Wide Area Network:総合行政ネットワーク)」に完全対応したゲートウェイ機能を搭載している上、総合行政ネットワーク運営協議会が認定したLGWANのセキュリティホールに自動的に修正プログラム(パッチ)を適応させるため、機密性の高い自治体情報を高度なセキュリティで守るソリューションを提供します。

本協業における3社の主な役割は以下の通りです。

ドリーム・アーツ
本地方自治体IT Packへの「INSUITE®Enterprise」の提供と同製品の販売支援・技術支援の提供
クワンティ
地方自治体IT PackへのQlocシリーズ製品「Qloc LGWAN CONNECTの提供と同製品の販売支援・技術支援の提供
日本IBM
eServer xSeriesの地方自治体IT Pack用サーバーとしての提供

地方自治体IT Packは、システムの導入サポートから運用・保守サービスまでをトータルで提供します。各種のサービスは、ドリーム・アーツとクワンティ両社のパートナー企業が提供しますが、今後3社共同で地方自治体IT Packの販売パートナー企業を拡大していく計画です。地方自治体IT Packのサービス込での税別価格は、230万円からの予定です。

なお、3社は、SI企業や独立系ソフトウェア会社、リセラーなどを対象に、12月9日(月)に日本IBM箱崎オフィスにおいて、「LGWANトータルソリューションセミナー」を開催し、LGWANの概要や地方自治体IT Packの説明を行います。

IBM、e-businessロゴ、e(ロゴ)server、xSeriesは、IBM Corporationの商標。
Linuxは、Linus Torvals氏の商標。
その他の社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標。

INSUITE®Enterpriseについて

「INSUITE®Enterprise」は、以下の機能を1つのソフトウェアで実現する、次世代の企業情報ポータルです。また、レガシーシステム等既存のIT資産を活かしたシステム統合や、短期間でのシステム導入・運用など、新しい時代のニーズに応えるとともに、ITによる社員の生産性向上を実現します。

機能特長
  • 社員それぞれに最適な企業内外の情報を選択して表示する「EIP機能」
  • 電子メールやスケジュール管理、会議室予約等、グループ協調作業を支援する「グループウェア機能」
  • 集められた情報をデータベース化、検索やレポート作成などを可能にし、情報を「知識=ナレッジ」に昇華する「ナレッジマネジメント機能」

QlocTMLGWAN CONNECTについて

インターネットサーバに適したLinuxをベースに、LGWAN接続のための要件をすべて満たしたゲートウェイサーバソフトウェアです。PCサーバにQloc®LGWAN CONNECTを導入し、LANに接続するだけでLGWANを利用できるようになります。また、Qloc®シリーズの最大の特徴であるLinuxカーネルを含む最新のセキュリティホール・パッチ※自動適用機能で安全なネットワーク環境を実現します。

機能および特徴
  • 見た目でわかる扱いやすい画面で、サーバー管理未経験者でも簡単に運用できます。
  • メールサーバ機能を持っており、LGWANとのメールの送受信ができ、既存のメールサーバへのリレーも可能です。
  • LGWAN接続に必要なパケットだけを通すファイアーウォール機能を標準装備
  • セキュリティホール対策として、Linuxの各種モジュールをバージョンアップする機能を持っています。

用語解説

LGWAN:
Local Government Wide Area Networkの略総合行政ネットワークを意味します。
セキュリティホール:
コンピュータプログラムの不具合などでシステムの脆弱部分。不正アクセス(無権限者のネットワーク侵入)を許す最大の要因。
セキュリティホール・パッチ:
セキュリティホールに対応する修正プログラム。必ず最新のパッチプログラムを適用しなければならないもの。ファイアーウォールやコンピュータウィルス対策と共にシステム構築する際の必須懸案事項とされます。