代表の山本も参加!? 新人研修【ブックMTG】の様子をお届け!
※本記事は、「Wantedly」からの転載となります。
こんにちは!HRD採用担当の寺前です。
私は、昨年12月より営業部隊より異動し、今は主に新卒採用担当をしています。
今後研修の企画・運営やWantedlyでの記事執筆もしていく予定です。
さて今回は、毎年恒例の研修「Bookマラソン」の一部である「ブックMTG」の様子をお届けします!
そもそもBookマラソンとは
ひとことで言うと「会社が厳選した課題図書を読んで感じたことをまとめたレポートを書き、さらにディスカッションもおこなう」研修です。
同じ本を読んでも人それぞれの捉え方があるため、レポートやディスカッションでの着眼点として個性が出ていて面白く、学びの多い内容です。一部社員からは「先輩が新人時代に書いたレポートも面白いので見ています」という声を聞いたことも。毎年恒例のため、歴代の新人のレポートを見ることもできるんです!
選書された内容について、今年度はジャンルの異なる計8冊が対象になっています。どのような本が選書されたかについては下記記事をご覧ください!
新人研修【課題図書/BOOKマラソン】が始まりました! | 株式会社ドリーム・アーツ(wantedly.com)
当日のディスカッションについて
今回は、生物学ジャンルの「驚きの皮膚」という本についてディスカッションをしました。
ITとは一見関係のなさそうなジャンルが選ばれていることが気になる方もいるかと思いますが、こちらはこの記事の後半「代表の山本よりメッセージ」で触れさせていただきます。
当日の様子についてはディスカッションで大事にしている2つのキーワードをもとにお伝えします。
「建設的対立」
いきなりですが、皆さん普段生活していて人の意見に無意識に同調する場面はないでしょうか?平和に過ごすためには大切な行動ではありますが、それだけではいいサービス・いいチーム・はたまたいい会社は作れないと私たちは思っています。
そのためより良い考えに行きつくために例えば、出ている意見とは逆の意見を議論に追加して対立構造をつくってみるなどの視点を大切にしています。この考え方をドリーム・アーツでは「建設的対立」と表現しています。これは、「DA
Values(※)」というドリーム・アーツが大事にしている6つの価値観の1つでもあり、当たり前に浸透している考え方です。
※ DreamArtsリクルートサイト「DA Values」
今回のディスカッションにおいては、本から読み取る各々の考えは人それぞれだからこそ、答え探しや結論出しをするのではなく、発散して違う視点に気付くといったことも大事にしています。そのうえで大事になるのがやはり先ほどの「建設的対立」です。同調するだけでなく、自分とは意見の違うところに目を向けてみる。そうすることで新たな気づきも多く、個人視点をアップデートすることにつながると考えています。
実際にディスカッションでは「頭がよい人や仕事ができる人は検索の達人よりも情報選択能力が高い人であると思う」という筆者の意見に対し、「情報の検索能力の土台がないとそもそも成り立たないのでは」という対立的な意見も出てきました。
「具体的だけでなく抽象的な思考を」
ディスカッション中、「本の中核的メッセージはなんだと思うか」ということや「そもそも本で言われている言葉の定義について」といった話もしました。これはただ本の各所で述べられた観点についてあれこれ意見するだけでなく、全体感を俯瞰してみたうえで本質を理解する議論ができるのでお勧めの切り口です。中には本のメッセージを抽象化してとらえ、DA Valuesと絡めてレポートを書いていた社員もいたようです。
代表の山本よりメッセージ
後半は代表の山本も参加してさらに議論を深め、本を読む意味などについても考えさせられる時間となりました。皆さんが気になったであろう、研修で「ITとは関係ないような分野」の「本を読む」理由について下記2点をメッセージとして伝えていました。
(右側の黒いトップスを着ているのが代表の山本になります)
「幅広い知識や経験の必要性」
まず、日本経済新聞に掲載されていた(※)「エンタープライズアーキテクト(EA)が米国の人気職業ランキング2022年に初めて首位に浮上した」という話題から話し始めました。
デジタル技術が複雑化し、組織全体を俯瞰(ふかん)してまとめる指揮者のような人材が求められていることから「時代の変化とともに、幅広い知識や経験が求められている」というHot
Topicとともに「単なる専門性だけではなく幅広い知識の習得と経験することの必要性」を伝えていました。
私は話を聞いていて、教養の土台がありそれを応用することができてこそ専門性をうまく活用することができるということを感じました。
代表の山本は「日常的にたとえ話をすること」でその応用力(アナロジー思考)を鍛えているそうです。
「読書でしか得られない学び」
読書では、YouTubeの切り抜きやまとめサイトなどで知識をキャッチアップするのでは得られない「考えて立体化(構造化)する作業ができる」と表現し、読書の必要性を伝えていました。日々の業務や日常生活での点々とした学びは、本質を捉えて抽象化して考えると共通していたり、つながっていたりします。 この抽象化力思考は全社員受講の研修としても存在するくらい、ドリーム・アーツでは大事にしている考え方です。「抽象化思考とはなんだろう」と思った方はぜひ記事もご覧ください。
日々業務に追われると目の前のことばかりに意識が行き、同じ分野の専門性を極めてしまいがちです。
そんな時に、今回の生物学のようないつもとは少し違うジャンルの読書をすることで広い視点で物事を考えることができます。目の前の業務においても本での学びを活かすことで、新たな発想につながるのではないでしょうか。
このBookマラソンは3月で続きますが、簡単には手に入らない一人一人の良い「根っこ」を育むために頑張っていきます!!
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