Designers コラム 2021年8月27日

自社のクレドカードをリデザインした話

2022年カレンダー制作話

※本記事は、noteに連載している「ドリーム・アーツ Designers」からの転載となります。

みなさんこんにちはドリーム・アーツのデザイナーです
ドリーム・アーツ(DreamArts)では、企業理念がコンパクトにまとまった名刺サイズのクレドカードがあります。

クレドカード とは?
クレド=会社の従業員が心がける行動指針のこと。
その内容を持ち歩けるように小さいカードに印刷したものを「クレドカード 」と呼ぶ。首から下げたカードホルダーに、社員証などと一緒に入れて携帯することが一般的。

社内では「DAVカード」(DA Valuesカード)という名称が付いており、社員は出社の際に携帯しています!
内容のアップデートに伴い、デザインも新しく刷新したので、そのプロセスや制作の中で感じたことを今回紹介します。

デザインプロセス

  • 従来デザインとの違いの出し方を考える
  • デザイン案出し・調整
  • 展開

1.方向性を考える

デザインを新しくするにあたって「パッと見でアップデートしたことが分かるぐらい、従来デザインとは違いを出すこと」を目標にし、従来デザインの観察と、新しいデザインではどういった要素を入れ込むのかを考えました。

従来デザインのポイント
  • 横型、3枚構成
  • 白基調のデザイン
  • 上品なビジネス感 (堅めなテイスト、フォントは全て明朝体)

従来デザインのポイントから、いくつか方向性の案(ざっくりとした仮説)を考えていきます。

方向性の案(ざっくりとした仮説)
  • 縦型にした方が、カードホルダーから見やすいかも
  • コーポレートカラーの青と、六角形をもっとアピールした方が、ドリーム・アーツらしさが出るかも
  • お堅い感じがあるので、新しい表現(遊び心や、今までに無い要素を加えるなど)にチャレンジをして、親しみやすい仕掛けを作っても良いかも
  • また、他の制作物にも展開出来るような何かがあれば、もっと良いかも

2.デザイン案出し・調整

1 で出した方向性から実際にデザインの案出しを行います。
調整を重ね、最終的には以下の3案に絞りました。

その中でカードホルダーの取り出しやすさや、持ち歩くことを考えるとA案がコンパクトで一番使い勝手が良く、またデザインも好評だったので、A案を詰めることになりました!

特に質感の表現に拘り、表紙のテクスチャを重ね方や、その質感が手に取った時にも良さが触感としても伝わるように紙の選定に力を入れました。

調整と色構成を重ねて、完成したのがこちらです!

3.展開

また今回完成して終わりではなく、

  • 中国語バージョンの作成
  • 社内に貼るポスターの作成
  • 表紙の部分を素材として使って、他の制作物を作成

などの展開がありました。

特に最後の表紙デザインの展開は、今後も使える場面が出てくるかもしれません。

最後に思ったこと

今回クレドカードを制作する中で、「もっと他の領域にも広がるような要素や素材をデザインしたらどうなるんだろう」と様々な妄想が膨らみました。
没になったC案の「DA Valuesのエンブレムをそれぞれ作って、HPにも展開する」というのもその一例ですが、他にも

  • 営業資料の表紙やノベルティなど様々なところへ展開出来るような、ドリーム・アーツオリジナルのテクスチャや、パターン素材など作成してみた
  • コーポレートカラーの青にベストマッチするようなカラーパレットが欲しい!

などと思うことがありました。

ここまでくるとブランディング の領域にもどっぷり足を突っ込むことになるので、いつの日か、社内のデザイナーやプロモーショングループ陣を巻き込んで、チャレンジしてみたいですね!

それではまた次の記事でお会いしましょう。

・・・

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プロフィール
株式会社ドリーム・アーツ UXPG(UX Promotion Group)のデザイナーたち

株式会社ドリーム・アーツ

  • 2020年から「note」において「ドリーム・アーツ Designers」のタイトルで隔週で、ドリーム・アーツのデザイナーのお仕事にまつわる記事を発信しています!

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