2026年7月28日

スズキ、自動車の設計業務基盤にSmartDBを導入
〜日本と海外子会社の業務連携を強化し、製品開発力を向上~

 大企業向けクラウドサービスの株式会社ドリーム・アーツ(東京本社:東京都渋谷区、広島本社:広島県広島市、代表取締役社長:山本 孝昭、以下 ドリーム・アーツ)は、スズキ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:鈴木 俊宏、以下 スズキ)が、自動車の設計業務を支えるワークフロー基盤として、大企業向け業務デジタル化クラウド「SmartDB®︎(スマートデービー)」を導入し、2026年6月より本格的な開発段階に入ったことをお知らせします。 スズキは本取り組みを通じて、自動車設計業務のスピード向上を図り、製品開発力の強化を目指します。


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SmartDB導入の背景

 スズキはコーポレートスローガンである「By Your Side」のもと、技術力と現場力を強みに、グローバル市場での事業展開を進めています。 2025年に策定した「DX戦略」では、全従業員が市民開発者として現場課題を自ら解決する方針のもと、業務改革と全社的なデジタル活用を推進しています。
 自動車のデザイン・設計業務は、製品競争力や市場投入スピードを左右する重要な業務です。 デザイナーが生み出した意匠をいかに実現可能な設計へと短期間で落とし込めるかが製品価値を高める上で重要になります。 一方で、意匠デザインは機密性が高く、情報の取り扱いには高度なセキュリティが求められています。
 設計業務のワークフローは複数の工程で構成され、各工程において所定の成果物提出や承認プロセスが必要となります。 さらに工程内部にも複数の承認やサブ工程が存在するなど、ワークフローは多層的かつ複雑な構造を持っています。 多様な車種を開発するため、スズキではこれらの業務を日本のIT本部 ITシステム部と、海外子会社で分業して開発効率を維持してきました。
 従来のオンプレミスシステムでは、業務要件の拡大に伴う度重なるアドオン開発によりシステム構造が複雑化し、その結果、処理レスポンスの低下や運用負荷の増大が課題となっていました。 また、運用の属人化や特定の担当者・ベンダーへの依存も進み、継続的な保守や改善が難しい状況にありました。
 こうした背景から、スズキは既存システムのサポート終了を機に業務基盤の刷新を決定。 業務プロセスを再設計し、現場主体で継続的な改善を進められる基盤として、2025年11月にSmartDB®︎の導入を決定しました。

 

SmartDBの選定理由

 SmartDB®︎の主な評価ポイントは以下のとおりです。

・日本と海外子会社間のグローバル運用への対応

 日本と海外子会社の設計部門が同一基盤で業務を運用できる点に加え、多言語対応である点が評価されました。

・業務部門とIT部門が連携して活用できるノーコード基盤

 ノーコード開発で、業務部門が主体となり継続的な改善が進められる点や、IT部門の業務負担を軽減し「デジタルの民主化(※1)」を推進できる点が評価されました。

・複雑な業務フロー設計を可能にする豊富な標準機能

 複数の工程や承認が存在する多層的かつ複雑な業務フローにおいても、アドオン機能に頼らず、標準機能で柔軟にワークフローを構築できる点が高く評価されました。

・大企業利用に求められるセキュリティと運用実績

 部門や役割に応じたきめ細かな権限設定が可能で、機密性の高い設計情報を安全に管理できる点に加え、1万人以上の大規模利用に耐えうる実績が評価されました。

※1デジタルの民主化とは、DX内製化が経営課題となるなか、業務部門がDXによる課題解決と価値創出に主体的に取り組み、その改善と価値の増幅を自律的かつ継続的に主導する状態を指します。:https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/democratization/

 

SmartDBで実現する自動車設計業務について

 スズキでは、デザイン設計業務プロセスの初期段階を担う二つの業務領域において、SmartDB®︎を段階的に導入していく計画です。

・意匠情報管理システム

 本システムは、車両の意匠デザインに関わる情報を安全に共有する掲示板型の情報基盤です。 機密性の高い意匠情報を、アクセス権限や公開範囲を適切に制御しながら関係者間で共有することで、必要な情報を正確かつ安全に次工程へとつなげます。 SmartDB®︎の導入により、情報共有と承認プロセスを一体で管理できるようになり、運用の効率化とセキュリティ統制の強化が期待されています。

・機種開発業務依頼管理システム

 本システムは、日本と海外子会社の設計部門による分業を前提とした業務プロセスを管理するワークフロー基盤です。 複数工程にまたがる依頼状況や進捗を一元的に可視化し、拠点を跨ぐ設計業務の迅速かつ円滑な遂行を支援します。 アドオン機能に頼らず、SmartDB®︎の標準機能で複雑な業務にも柔軟に対応し、運用負荷の軽減やレスポンス改善が期待されています。

 

今後の展望

 スズキでは、海外子会社と連携しながら意匠情報管理システムおよび機種開発業務依頼管理システムの構築を進め、日本と海外子会社を跨ぐ設計業務のさらなる効率化と迅速化を目指します。
 また、現場主体で継続的に業務改善を進められる体制づくりに向けて、SmartDB Certified Specialist(SCS)(※2)認定制度の活用も視野に入れ、人材の育成と内製力の強化に取り組んでいきます。
 今後は、製品開発スピードの向上とグローバル開発体制の強化を通じて、企業競争力の強化につなげていきます。

※2 SmartDB Certified Specialist(SCS)とは:https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/scs/

スズキ株式会社 IT本部 ITシステム部 主幹 井門 慎一 氏からのコメント

SmartDB®︎の、ノーコードでワークフローとデータ管理を一体的に扱える点と、業務部門が主体となって継続的に業務改善を進められる点を評価しました。 当社の設計業務は日本と海外子会社の拠点が連携して進めており、従来のシステムでは、業務量の増加や分業の複雑化に伴い、処理レスポンスや運用負荷の面で課題が生じていました。 今回の導入は単なるシステム刷新ではなく、設計業務全体のプロセスを見直す良いきっかけになっています。 今後は、現場が自ら改善を進め、IT部門がそれを支援する。 その役割分担を実現する仕組みとしてSmartDB®︎を活用し、設計業務に関わるメンバーが本来の業務により集中できる環境を整えていきたいと考えています。 こうした取り組みを通じて、製品開発の迅速化と競争力強化につなげたいと考えています。


 ドリーム・アーツは、今後も“協創”を理念に掲げ、「現場力強化」「企業競争力向上」に役立つトータルソリューションを提供してまいります。


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