牛角など1,062店舗でShopらん®︎を活用
レインズインターナショナル、本部と店舗の業務効率化を実現
大企業向けクラウドサービスの株式会社ドリーム・アーツ(東京本社:東京都渋谷区、広島本社:広島県広島市、代表取締役社長:山本 孝昭、以下 ドリーム・アーツ)は、このたび株式会社レインズインターナショナル(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:澄川 浩太、以下 レインズ)が、多店舗企業の本部-店舗間コミュニケーションに特化したクラウドサービス「Shopらん®︎(ショップラン)」を全1,062店舗に導入し、本部と店舗の業務効率化によりコア業務に注力する時間が増えるなどの効果が見られたことを発表します。
情報共有ツールの乱立で店舗業務の煩雑さが現場の課題に
コロワイドグループの一員であるレインズは、牛角をはじめとする飲食店の運営やフランチャイズビジネスを展開している企業です。 同社では、激しく変化する時代に迅速に順応できる体制整備が急務となり、ITを通じて業務効率向上に継続的に取り組んでいます。 多店舗運営において業務効率を向上させるには、店舗・本部・エリアマネージャー間のスムーズな情報共有が必須と考えているものの、そこに大きな課題があると認識。 特に店舗への情報共有ツールの乱立と、エリアマネージャーによる集計業務の負荷が高いという問題に直面していました。
具体的には、本部から店舗への業務指示や情報共有が複数のツールに分散。 メール、チャット、グループウェアやスケジューラーなどツールが多岐にわたり、店舗による業務指示の確認・整理やタスクの優先順位を判断するための時間がかかってしまう状況でした。 また、本部においては店舗に発信している情報全体が把握しづらく、店舗の負荷状況がわからないことも課題となっていました。
さらに、エリアマネージャーは定期的に発生する在庫状況の集計業務に課題を抱えていました。 1人あたり約10店舗を管轄しており、各店舗からExcelとメールで在庫情報が報告されるため転記作業やリマインドなどの負荷が高い状況に。 業務負荷が高いだけでなく情報の見落としや入力・転記ミスなど店舗運営に重要なデータの共有にも影響が及んでいました。
これらの課題を解決するため、新たな本部-店舗間コミュニケーションツールの導入を検討。 複数ツールと比較したうえで以下の点が評価され、Shopらん®︎の導入に至りました。
- 店舗・本部・エリアマネージャー間のコミュニケーションを広くカバー
- エリアマネージャーによる集計業務の負担軽減、重要なデータを素早く本部に共有可能
- 大規模チェーンでの導入実績とそこで育まれた豊富な情報共有ノウハウ
2022年9月1日より直営店を中心に約160店舗でShopらん®︎のテスト利用を開始。 想定を上回る効果が期待できると判断され、2023年3月からはフランチャイズ店舗も含めた全1,062店舗※に展開しています。
創出した時間を顧客への「価値」提供につなげる
Shopらん®︎の導入により、本部-店舗間のコミュニケーションツールが統合され、本来注力すべき業務に時間を投下できるようになりました。
情報の集約により、店舗は業務指示の整理やタスクの優先順位の判断に時間をかける必要がなくなりました。 また、本部は店舗への情報が一元化されたため、店舗の業務負荷を調整することが可能に。 さらに、お知らせの既読・未読機能で各店舗の実施状況を瞬時に把握して、未実施の店舗へのリマインドまでShopらん®︎で完結できます。
また、エリアマネージャーによる集計業務も改善されました。 表形式のExcelを回答フォームとしてそのままShopらん®︎に取り込めるため、集計業務が不要に。 全店舗分の回答が1つにまとまった状態でダウンロードできるため、店舗から送られてきたExcelを個別に開いてまとめる手間や、転記ミスが解消されました。
これらの業務が改善されたことで、店舗では接客に、エリアマネージャーは店舗のフォローや指導により多くの時間をあてることができています。
今後は、エリアマネージャーへのスマートフォンアプリ活用範囲の拡大と、店舗業務で使われている他システムとの連携により、店舗が必要とする情報がひとつにまとまる店舗ポータルとして機能させていく予定です。
- 店舗:情報集約による優先タスク明確化/タスク整理により、接客などコア業務に注力
- 本部:店舗の全体状況が可視化され、効率良くきめ細やかな店舗運営を実施可能に
- エリアマネージャー:集計業務にかけていた時間を、店舗のフォローや指導に活用
株式会社レインズインターナショナル 経営企画部 相馬 和 氏からのコメント
Shopらん®︎の活用を通して、現場が働きやすい環境を整えていく取り組みを推進しています。 業務効率を上げていきたいという経営側の強い思いから、店舗業務で生じている無駄をなくすためのデジタル領域への投資に力を入れています。
全店導入から約1年が経過した現在、本部と店舗の双方でコスト削減を中心に効果が出てきていると実感しています。 最終的なゴールは、店舗業務効率化で生まれた時間をしっかりお客さまに還元していくことです。 その点で、Shopらん®︎はお客さまに向き合える時間を作ってくれる重要なツールだと考えています。
ドリーム・アーツにはさらなる製品の機能向上と、多くの実績にもとづくノウハウとベストプラクティスで継続的にご支援いただけることを期待しています。
ドリーム・アーツは、今後も“協創”を理念に掲げ、「現場力強化」「企業競争力向上」に役立つトータルソリューションを提供してまいります。
イベント情報
60,000店舗以上でご利用いただいている「Shopらん」を、ユーザーさまの活用事例やデモンストレーションをまじえて、より詳しく、より具体的にご紹介します。ぜひご参加ください!