官公庁「見える、気づく、守る」セミナー
官公庁「見える、気づく、守る」セミナー

官公庁「見える、気づく、守る」セミナー
システム最適化のためのソリューション

各省庁では「業務・システム最適化計画策定指針」に基づいた、業務・システムの統合化・合理化のためのITシステム導入が進められています。

ITシステムは、ユーザが使いこなすことで、初めて効果が発揮されるため、導入後のメンテナンスやバージョンアップなどに迅速に対応し、顧客と同じ目線で一緒にシステムを育てることができるパートナーを選ぶことが重要です。

純国産メーカーであり、日本型組織の考え方・習慣が製品細部に宿り、数万人規模の巨大組織への導入実績も豊富な3社による、官公庁向けシステム最適化ソリューションをご紹介いたします。

見える
INSUITE®企業情報ポータル、グループウェア、ナレッジマネジメントが統合された、INSUITE®により、必要な情報を必要な人に見える化。
気づく
WiSE「検索漏れがない」ことはもちろん、高度なナビゲーション機能によりユーザの 検索を強力に支援。 純国産の検索エンジン 『WiSE』 が、的確な検索と結果分析でユーザに「気づく」を提供。
守る
SkyPDF 電子署名、タイムスタンプによる長期保存、日本語環境に最適化されたSkyPDFによる作成、閲覧、印刷までを情報漏洩等から守る、強力なセキュア電子文書環境構築を実現。
セミナー概要
日時
2007年8月29日(水) 14:00-16:30
会場

丸ビルホール&コンファレンススクエア

JR東京駅より徒歩3分

定員
100名(参加無料)
主催
  • 官公庁への最適なITソリューションを探してる方
  • 業務・システム最適化計画に関わっている方
  • 官公庁のITシステム導入を進めている方など
タイムテーブル
14:00-

イントロダクション
ビジネスサーチテクノロジ株式会社取締役営業本部長
籠倉 伸介 氏

基調講演「業務効率化、情報管理のための共通情報基盤とは」
みずほ情報総研株式会社コンサルティング部シニアマネジャー
吉川 日出行 氏

「官公庁業務効率化のための統合プラットフォーム考察」
株式会社ドリーム・アーツマーケティング部部長
桑原 寛

  • デモンストレーション(マーケティング部栗木 楽)

15:15-

休憩

「情報検索ツールによる業務の効率化-全文検索エンジンWiSEの活用」
ビジネスサーチテクノロジ株式会社取締役CTO
清兼 義弘 氏

「常識はずれの高性能!文書変換からセキュリティへ PDF新活用法」
株式会社スカイコム事業本部新市場営業部部長
川村 久信 氏

-16:30

閉会挨拶まとめ
株式会社ドリーム・アーツ 取締役営業統括本部長
吉村 厚司

基調講演
  

業務効率化、情報管理強化のための共通情報基盤とは?

  • みずほ情報総研株式会社
    コンサルティング部シニアマネージャー
吉川 日出行 氏

2007年8月29日、丸ビル カンファレンススクウェアにて開催された”官公庁「見える、気づく、守る」セミナー”。システム最適化計画に基づき、官公庁では、レガシーシステムの最適化、オープンシステムへの移行が重要な課題となっています。Webサービス、使いやすいインターフェースなど、現在のトレンドを採用しながら、情報管理、セキュリティをいかに解決していくべきか。その課題解決の”カギ”を「見える、気づく、守る」の観点から、各分野における国産ソリューションのリーディングカンパニーであるドリーム・アーツ、ビジネスサーチテクノロジ、スカイコムにより紹介されました。

業務効率化、情報管理強化のための共通情報基盤とは?

基調講演には、みずほ情報総研 コンサルティング部 マネージャーの吉川 日出行 氏をお招きし、組織内の情報共有・活用基盤の統合において重要な新しいコンセプト Enterprise2.0 を取り上げました。Web2.0の組織内版であるEnterprise2.0とは、「SLATES」(Search:検索、Link:リンク、Authoring:ユーザからの情報発信、Tag:分類・体系化、Extension:新たな気づき、Signal:通知)の6つの概念にまとめることができます。吉川氏は、「Web2.0を経験したユーザの行動様式は劇的に変化しており、組織の中も変わらなければならない」と説明します。なぜEnterprise2.0が必要なのかという問いに対して吉川氏は、まず情報洪水、情報爆発が起こっていることを指摘し、「これまで2000年かけて蓄積した情報と同じくらいのデジタル情報がわずかここ数年で生み出され、今後は増え続ける一方です。2010年には、1000エクサバイトに達するという調査結果もあります。」と続けます。一昔前は、情報が無いことが課題でしたが、最近では情報が無いという声はあまり聞かなくなりました。まさに今、私たちの回りで情報がどんどん増えているのを実感できるほどです。しかし一方で、環境の変化に伴い組織の体制も変化し、ています。役割分担に応じて、細分化、専門家した結果、情報とコミュニケーションが分断され、どこに何があるのか分からないという新たな問題が発生しています。
エクサバイト Exa Byte= (103)6 = 1,000,000,000,000,000,000 Byte

吉川氏は、インフォメーションワーカーが1週間に使う時間のうち、検索している時間(9.5時間)は、メールの送受信(14.5時間)、ドキュメントの作成(13.1時間)に次いで、第3位という米国の調査結果を例に挙げ、「私たちが日本で独自に行った調査でも、ほぼ近いデータがでています。インフォメーションワーカーが費やす時間のトップ3のうち、なんと1位と3位が、非創造的な業務なのです。」と説明。この時間を無くすことはできなくても、半分に減らすことができれば、劇的なパフォーマンスの改善を見込むことができると指摘します。吉川氏は、インフォメーションワーカーの検索シーンについて調査分析し、既知情報検索/再入手、巡回/捜索、探求検索、散策の4つのパターンに大別して説明します。「通常は、既知情報検索/再入手、巡回/捜索、探求検索がそれぞれ30%、散策が10%程度ですが、結果を入手しやすい既知情報検索/再入手の割合を増やすことができれば、業務効率を上げることができるはず」と続けます。

情報を探すというと、まず検索エンジンが思い浮かびます。しかし、吉川氏は、4つの検索シーンに適った方法はそれぞれ異なるといいます。検索エンジンは、最短距離で必要な情報にたどり着ける反面、その周辺情報を体系化して確認することができません。一方情報ポータルは、情報を綺麗に早く、分かりやすく配置することで、人が情報に気づき、見つけ易くすることができます。そのため、それぞれのシーンをカバーする、ポータルと検索エンジンを併用することが必要であると説明します。

最後に吉川氏は、大量な情報が整理され、活用される環境が整って、誰でも必要な情報を容易に入手できるようになると、これまで以上にアクセスコントロールや、セキュリティの確保が重要になることを指摘します。情報漏洩は、企業・組織の運営基盤を揺さぶる非常に大きなリスク。共通情報基盤の構築には、情報共有とセキュリティのバランスが重要です。相反する項目ながら、ITをうまく活用することで二律背反を解決できることを強調され、講演を終えました。

ドリーム・アーツ

【見える】官公庁業務効率化のための統合プラットフォーム

  • 株式会社ドリーム・アーツ
    マーケティング部 部長
桑原 寛

続いて、ドリーム・アーツ マーケティング部 部長の桑原より、官公庁が抱える課題を具体的に考察し、解決に導くドリーム・アーツのソリューションの紹介が行われました。

桑原は、官公庁のシステムには大きく3つの課題があると指摘します。1つ目は、独立したレガシーシステムによる個別最適化のため、「業務が分断」されていること。2つ目は、組織内のコミュニケーションが紙、もしくはメールへの依存度が非常に高く、各種連絡や報告が大量な情報の中に埋もれてしまい、必要な情報を周知徹底しきれていない「情報洪水」が起こっていること。最後に3つ目として、「環境変化」を上げました。現在は、どんどん情報を電子化し、大量に蓄積した「データ化の時代」から、急速に情報化が進み、「情報活用の時代」にシフトしていると説明。これからは、いかに情報の質を保ち、人と人をつなぎ、活用していくかが求められていると指摘します。

「1と2の課題は、吉川氏からご説明があったように、共通情報基盤を通じて解決することができます」。ドリーム・アーツは、ビジネスコックピットというコンセプトのもと、企業情報ポータルとグループウェアの機能を併せ持つ”INSUITE®Enterprise”と、業務支援システム”ひびき®”シリーズを柱に、オフィス業務の生産性向上を強力に支援していることを紹介。ビジネスコックピットとは、いわば車のダッシュボードにあたります。すべての情報を集約し、社員あるいは職員ごとに異なる必要な情報を、必要な形で、リアルタイムに掲示することができるシステムです。「適切なITシステムを活用し、業務をコックピット化することで、氾濫した情報を治水し、日常の業務が自然な形でつながる仕組みを実現することができる。」と桑原は説明します。

3つ目の課題「環境変化」への対応は、実は非常に重要です。なぜなら、定型・ルーチン化された基幹系業務とは異なり、情報共有・活用系のシステムは、変化の激しい非定型な業務や情報を扱うため、柔軟性を要求されると同時に、社会環境やビジネス環境にあわせ、常に変化、改善を継続していくことができるシステムでなければなりません。桑原は、ドリーム・アーツが”お客様と一緒に製品を育てていく”ことを製品コンセプトの柱としていることを挙げ、お客様のご要望やニーズを製品に取り込み、機能を追加、拡張した最新版を随時提供していくことで、「お客様は、環境変化に対応した高品質なパッケージソフトウェアを長期的に安心してご利用いただけます。」と説明します。

次に、3つの課題を実際に解決した事例として、8,000ユーザを超える某県庁様のケース、70,000ユーザを超える某公社様のケースを挙げ、ドリーム・アーツのソリューションが巨大組織に求められる信頼性や高度なセキュリティを備え、豊富な実績に裏打ちされていることを紹介しました。続くデモンストレーションでは、高機能、高性能な製品ながら、誰でも直ぐに使える、優れたユーザービリティを実際にご覧いただきました。

講演

【気づく】情報検索ツールによる
業務の効率化

  • ビジネスサーチテクノロジ株式会社
    取締役CTO
清兼 義弘 氏

続く講演では、ビジネスサーチテクノロジ 取締役CTO 清兼 義弘 氏より、全文検索エンジン”WiSE”が紹介されました。官公庁における業務・システム最適化計画の中では、検索機能に対する需要が非常に多く、検索対象、機能と性能、管理と運用などに関しての要件が重要視されています。清兼氏は、定型のデータを蓄積しておくRDBでは、現在の情報活用の時代には対応できず、組織内の情報を有効に活用するためには、非定型な情報、データを一元的に扱うことができ、全文検索が可能な検索エンジンが必須になっていることを指摘します。ビジネスサーチテクノロジが開発提供している”WiSE”は、純国産の全文検索ソフトウェア製品。インターネット、イントラネットの双方で使え、大組織にも対応したセキュリティ、拡張性を備えています。”WiSE”は、大規模データ(数千万ファイル)への対応、高度なアクセス制限、N-Gram方式による完全一致検索や絞込みナビ機能、検索対象を選ばない柔軟性など、官公庁で求められる要件を網羅し、かつ非常に高速なパフォーマンスを実現しています。特に運用の面では、システムの冗長化、異常時のリカバリ機能など、耐障害性や監視・管理機能も充実していることを紹介し、清兼氏は「システムは、ユーザに使いやすく、管理者には運用しやすいことが重要です」と講演を締めくくりました。

講演

【守る】文書変換からセキュリティへ

  • 株式会社スカイコム
    事業本部 新市場営業部部長
川村 久信 氏

続いて、スカイコム 事業本部 新市場営業部部長 川村 久信 氏より、安全な電子文書保存の切り札となるSkyPDFが紹介されました。近年の法令整備等の要因により、電子文書へのセキュリティ強化のニーズが高まっているにも関わらず、個人情報漏洩や機密文書漏洩/盗難などの事故・事件は多発しています。川村氏は「情報漏洩の経路は、43%が紙媒体からという調査結果もあります。紙文書からの漏洩を防ぐためには、電子データを守るアクセス管理、認証、印刷セキュリティが必須です」と指摘します。対策としてパスワードの設定、タイムスタンプの設定、回数制限、時間制限、アクセス管理、印刷制限などが考えられますが、そのすべてをSkyPDFでは実現できると説明します。SkyPDFは、国内外大手企業・組織を中心に発売3年で150万ライセンスが出荷され、低コストで非常に高い品質を実現していることから、海外でも非常に高い評価を得ています。また、Windows Visaでは、日本語の文字コードがJIS2004に変更されたことで、既存のシステムではPDF化時に文字化けの可能性があることを指摘し、「システムの日本語環境変化にも国産であれば、いち早く対応することができます。」と国産ソリューションの強みを強調しました。製品のデモンストレーションでは、通常のPDFリーダと比較した生成速度と、細部まで鮮明に表示される文書品質、分かりやすいインターフェースで柔軟で高いセキュリティ機能を付与できる様子が紹介されました。続いて導入事例として、大手通信事業者様と某自治体の事例が紹介されました。どちらも、1万から数万規模のユーザで運用され、高いパフォーマンスとともに、大規模導入での実績と高い費用対効果が紹介されました。

セミナー総括

日本の組織・風土に最適な国産の
ソリューション

  • 株式会社ドリーム・アーツ
    取締役営業統括本部長
吉村 厚司

セミナーの閉会に際して、ドリーム・アーツ 取締役営業統括本部長の吉村より、セミナーの総括をさせていただきました。今回のセミナーでは、官公庁の「業務効率化」、「ITシステムの合理化」、「環境変化」への対応の3つの課題を解決するためのカギとして、「見える、気づく、守る」をテーマに取り上げました。吉村は「次世代の情報基盤の中にこれらの要素をいかにして組み込み、活用していくかが重要です」と指摘します。これまで情報インフラといえばハードウェアやネットワークのことを指していましたが、現在は、認証基盤を中心としたセキュリティ機能をもったポータルシステムまでを基盤として無駄を省き、統合されたアプリケーションを提供することが求められていると説明します。「今回、日の丸(国産)にこだわっている理由は、人を支援する情報系システムの分野では、日本の組織・風土を理解した国産のソリューションがよりマッチしていると考えているからです。」と吉村は語ります。国産ソリューションの一番のメリットは、ベンダーがお客様の側にいること。お客様の要望を製品に反映する機会が大きいことを再度強調し、セミナーを締めくくりました。