DreamArts Exective Conference
ドリーム・アーツ エグゼクティブカンファレンス

第2回 ドリーム・アーツ エグゼクティブカンファレンス

日時
2014年7月23日
会場
ウェスティンホテル東京

2014年7月23日、第2回ドリーム・アーツエグゼクティブカンファレンスをウェスティンホテルにて開催いたしました。250名を超えるエグゼクティブにお集まりいただき、大盛況のうちに終了したカンファレンスの様子をレポートいたします。

日本体育大学名誉教授 清原伸彦氏、株式会社ローランド・ベルガー会長 遠藤功氏

清原伸彦監督 73歳。日本体育大学で、今や社会現象になっている『集団行動』を指導されています。水球部の監督時代には『376連勝、21年間無敗』というギネス記録を樹立。選手経験がないなか、常識に囚われない発想で脅威の常勝チームをつくりあげました。清原氏が求めるのは「心」と「意識」。いかにして最強のチームをまとめあげたのでしょうか。

清原氏は「自分は“無”から始まった」と言います。学生時代、先輩から理不尽な扱いをされながらも、自分には秀でた才能や実績が無いのだからと、与えられた環境のなかで精一杯力を尽くすことを心がけてきました。水球の監督になった時も、他競技をトレーニングメニューに組み込むなど、選手経験が「無」である事を逆手に取り既成概念を覆す指導を行いました。

そして、指導者としては一人一人に向き合って相手を理解しながら指導することが大事だと言います。目的達成のためには厳しさを教えることが必要ですが、そんな時は、絶対に逃げない相手に対して厳しく怒ります。真剣にやっている人に怒ることで周囲に気づかせる、また、あまり出来ない人には優しく励ます。そんな指導の集大成が、集団行動なのだといいます。

その思いは、きめ細やかな采配にも現れています。体力に限界がきた人には、違う形で貢献できる道を与えます。集団のなかで体力は弱い人に合わせ、体力に余裕がある人には意識や頭を使わせる。あらゆる部分を引き出して、活かさなくてはならないと説きます。また、個々が力を出せるよう時間と環境をつくることが大事だといいます。環境とは、お互いのコミュニケーションです。キツいけれど楽しい、厳しいけれど夢がある、という状況をつくることもリーダーの役割だといいます。

連勝中は、清原氏の熱意や情熱、気合いを、選手も理解しており、「そういう関係のときは絶対に負けない」といいます。技術の差はそれほどなく、“心”が重要なのだそうです。清原氏は「自分は何も無かったから命をかけた。命をかけたら絶対に強い」と強調します。“無”を力にして、偉業を成し遂げられたその情熱に、会場中から賞賛の拍手が送られました。

ドリーム・アーツセッション
山本 孝昭

“意識共有”を究める
対話から生まれた新しいコミュニケーションのあり方

  • 株式会社ドリーム・アーツ 代表取締役社長
山本 孝昭

創業以来「Arts of Communication」を掲げて現場のコミュニケーションを追求してきたドリーム・アーツが、現在、テーマとしてあげているのは、“意識共有”です。現場の感性、感覚、思い、ヒラメキ、感動、不安、喜び、驚きといった日々生まれる【意識】をどう共有していくかが、これからのビジネスの発展の鍵となると考えます。その“意識共有”を実現するために我々が開発したのが「知話輪ーChiwawa」という新しいサービスです。

やってみなければ分からないこの時代、現場のスタッフが自律的に動いて発展していく仕組みをつくらなければ、競争で勝ち抜くことはできません。しかし、電子メールはすでに限界がきています。現場で起きたことや感じたことをその時その場でシェアし、それに対する共感や気付き、反対意見といった反響も含めて共有できるような仕組みが必要なのです。

すでに、ある会社では『知話輪』での現場の意識共有がはじまっています。皆様にも後日改めてご紹介したいと思います。ICTで【意識】を共有し、お客様の現場力向上のサポートが行えるよう、スタッフ一同努めてまいります。

基調講演
山本 孝昭

「集団行動」と現場力

  • 早稲田大学ビジネススクール教授
    株式会社ローランド・ベルガー会長
遠藤 功 氏

「企業・組織は集団であり、一番大きな集団が現場。現場力を高めることは、集団の力を高めることにつきる」現場力の権威である遠藤氏から、集団行動と現場力についてお話しいただきました。
2020年東京オリンピックまでの6年間が企業の将来を決める大事な時期だといいます。これから勝ち残っていくためには攻める集団にならなくてはならない、そして『非凡なリーダー』がいる会社、『非凡な集団』をつくった会社が勝ち残るのだと。

『非凡な集団』の事例として『JR東日本テクノハートTESSEI(テッセイ)』をご紹介いただきました。7分間で新幹線の車両清掃を完璧に行う仕事ぶりは、まさに集団行動の実践です。さらには清掃の会社を超えた“おもてなしの会社”として、世界から注目を浴びています。なぜテッセイが注目されているのか、またテッセイの強い現場はどのように生まれたのかをお話しいただきました。

加えて、強い経営とはどういうものか、真の実行とは“Do”ではなく“Penetrate”である、など、数多くの現場を体感してこられた遠藤氏の実践にもとづくお話に、多くの方から「参考になった」「すぐに実行したい」との感想が寄せられました。

お客様トークセッション
平良一恵 氏 前川賢治

対話からの創造
~ユーザ企業様との協創ストーリー~

  • オリックス・コールセンター株式会社 企画担当 副部長
    平良一恵 氏
  • 株式会社ドリーム・アーツ 取締役執行役員 VC企画開発本部長
    前川賢治

“対話から創造するソリューション”をコンセプトに、お客様の経営課題を共に解決するドリーム・アーツの取り組みをご紹介しました。弊社はお客様に「○○についての考察」という資料をお出しすることがあります。それは、お客様との“協創”のスイッチを入れるため。そして想いを共有し、対話を重ねることを通して、やりたいことを実現していくのです。

前川が「現場力の強さに深く共感した」と話すオリックス・コールセンターの平良様からは、まさに “協創”で実現した業務計測ツール「ECOまるArts」についてお話しいただきました。前川との出会いから2週間後に出てきた提案で「なぜこんなにわかってくれているのだろう」と感動されたのだそうです。ところが、プロジェクトは『素人メンバー』『要件定義書なし』『沖縄⇔東京』のため、社内では「リスク有」と見られていました。しかし、毎週TV会議で要望や課題を共有→DAが開発→沖縄で確認というイテレーションをまわすうちに、連携も深まっていったようです。こうしてわずか3か月強という短期間で完成した「ECOまるArts」は、単なる業務計測ツールの域を超え、同社にとって欠かせないものとなっているそうです。

最後に、プロジェクトが成功した要因として、パートナー企業としての信頼関係があったからとのお言葉も。「企業文化が違っても、仕事に対する情熱・熱意があれば実現不可能なものはないと実感した」と力強く締めくくっていただきました。

ご参加企業様の声(アンケートより抜粋)
  • 情報共有と課題解決の行動力の糸口が見つけられた。
  • リーダーとしてのあり方を強く考えることのできる対談でした。
  • 「非凡な集団」を作るときの『心』の大切さを感じました。
  • 意識共有こそが新しい時代の競争力の源泉になると思いました。
  • オリックス・コールセンター様の長期にわたる計測の実践に驚きました。
  • 明日から新たな気持で前向きに励みます!!
懇親会
懇親会

次回もご来場をお待ちしております。〜ドリーム・アーツ一同〜