新製品・新バージョンお披露目会
新製品・新バージョンお披露目会

新製品・新バージョンお披露目会

日時
2018年5月31日
会場
ウェスティンホテル東京

2018年5月31日(木)、「ドリーム・アーツ 新製品・新バージョンお披露目会」を、ウェスティンホテル東京にて開催いたしました。
本会では、同日のプレスリリースにて発表したドリーム・アーツの新製品、次世代型インテリジェントクラウドDB「hibiki」および、既存製品「INSUITE®」と「ひびき®Sm@rtDB」の新バージョンについてご紹介いたしました。
大盛況のうちに終了した本会の様子をレポートいたします。

ご挨拶
山本 孝昭

大組織のイノベーションを支える
「意識共有」

  • 株式会社ドリーム・アーツ 代表取締役社長
山本 孝昭

本日、ドリーム・アーツは新製品「hibiki」を発表しました。
次世代型インテリジェントクラウドDB「hibiki」のロゴには、ドーナツ型を採用しています。社内で「ビッグドーナツ」と呼んでいるこのドーナツ型は、ドリーム・アーツにとって非常に重要な意味を持っています。

新サービス「hibiki」のロゴ 新サービス「hibiki」のロゴ

ドリーム・アーツのホームページのメインビジュアルは、「木」と地中深くに張り巡らされた「根」をメインイメージにした、およそIT企業らしくないデザインとなっています。木は、テクノロジーやストラテジー、効率性、スピードといった、企業の表の部分にあたります。しかし、大切なのは目に見える部分(木)だけではありません。これらの根底にある想いや理念、物事の紆余曲折、スマートさだけではない愚直さといったもの(根)を大切にする、ドリーム・アーツの精神を表すのがこの根の部分です。

ドリーム・アーツのホームページのメインビジュアル

産業革命以降、世界で人口爆発が起きている一方、日本の人口は減少の一途をたどっています。地球環境は大きく変化し、国際情勢はますます不安定になっています。
さらにテクノロジーにおいては、第四次産業革命が起きていると言われるように、IoTやAI、ビッグデータ、ナノテクなど、ITがあらゆるモノやコトの中核的な存在となり、“ITの電気化”とも言えるような状態になってきています。ITがイネイブラーとなり、加速度的にさまざまなことを可能にしているのです。

資金に才能・アイデア・情熱が集まっていた時代から、今はアイデアに資金・才能・情熱が集まる時代へと変わってきています。資金の流動性が極めて高くなっているなかで、さらにテクノロジーは爆発するでしょう。

現在、日本は150年ぶりの大変革期を迎えています。
明治維新では、時代の先を行く欧米から日本に適したものを選び、それを取り入れることで成功を収めました。前例をもとにすべてを数値化して判断基準とし、極めて限られた資金のなかで「必ず成功するもの」を選ぶ、というやり方が通じていた時代です。しかし、今の日本には「手本」となるものがありません。「PDCA」の「Plan」に偏重したビジネスが成立していた時代は過ぎ去り、今は「Do」が重要となります。とにかくやってみなければわからない時代です。

その転換期においてドリーム・アーツは、「出会い」による気づきや、深い考察、本気の対立からイノベーションが生まれるという考えのもと、「良質なアナログ時間」「有機主義」「建設的対立」「意識共有」を重視しています。
「情報共有」によって組織パフォーマンスが向上するという前提は、今や通じなくなってきています。「やってみなければわからない」というこれからの時代、「情報」だけでなく「意識」を共有していくことが、なにより重要となります。プロジェクトが20あれば、そのうちの18は失敗する前提で、「とにかくやってみよう」という“ノリ”を生みだす前向きな意識を持ち、企業が一体となって行動しなければなりません。
その実現をお手伝いするのが、「意識共有」を支えるドリーム・アーツの「ビッグドーナツ」です。

ドーナツの中心は、基幹システムやバックオフィス系の仕組みです。人体にたとえるなら心肺機能のような、生きるためには必要だが、動くこと以外には特に役割を持たない機能。本体となる輪の部分が、変革・イノベーションが生まれる現場の業務にあたります。
本日発表した新製品「hibiki」のリリースにより、このドーナツエリアにおけるソリューションとして、第一次のラインアップが完成しました。「INSUITE」「Sm@rtDB」「知話輪®」「Shopらん®」「YUKARi®」という既存のプロダクト/サービスに「hibiki」が加わることで、皆さまの未来に向けた取り組みに有効活用いただけるのではないかと思っています。

ドリーム・アーツはこのラインアップをもって、大組織のイノベーションを生みだし、支え、発展させるための“土台作り”に貢献していきたいと考えています。

新製品と新バージョンのご紹介
石田 健亮

新製品「hibiki」と新バージョン「INSUITE」・「Sm@rtDB」のご紹介

  • 取締役 執行役員
    CTO プロダクトデザイン本部長
石田 健亮

ドリーム・アーツはこれまでも、「アナログ時間」の創出や「有機主義」といった、企業の根となる部分にフォーカスし、お客さまの現場における生産性向上やイノベーションのお手伝いを目的としてきました。そのなかでご提供してきた製品群に、今回「hibiki」が加わることで、「ビッグドーナツ」の製品ラインアップが完成しました。

ドリーム・アーツの製品ラインアップ ドリーム・アーツの製品ラインアップ

世間では「働き方改革」の必要性が唱えられ、現場の生産性向上に取り組む企業が増えています。ここで言う「生産性」を文字通りに解釈すると、「インプットに対し、どれだけのものが生産されたのか」と表現できます。これは、20世紀的な工業化時代のパラダイムのなかで求められてきたものであり、その「生産性」最適化が成長に直結していた時代の名残りです。

しかし、グローバリゼーションによりビジネス環境が急速に変化している時代において、従来の図式のままで成功することは難しいでしょう。

そこでドリーム・アーツは、株式会社ローランド・ベルガーの長島社長が提唱する「創造生産性」という言葉に着目しました。「創造生産性」とは、「経過時間」に対して、次々とチャレンジしたなかで失敗を乗り越え新たな価値を生みだす「イノベーション」をどれだけ起こせるか、という考え方です。
ここで決定的に重要となるのが「アナログ時間」です。実際に現地に赴いて本人に会い、対話を繰り返すなかでアイデアが生まれる。そのためには、時間の使い方を変えていかなければいけません。
インプットに費やす「経過時間」は、アナログ時間と付帯業務時間に分けられます。ドリーム・アーツの製品群は、実際の価値を生まない付帯業務の時間を最小化し、アナログ時間を最大化していくことを目的にデザインされています。

新製品と新バージョンのご紹介

Webデータベース「Sm@rtDB」は、「経過時間」における領域を強力にサポート。Webデータベースやワークフローといった機能によって業務を見える化・標準化し、現場の生産性向上を実現します。今自分が持っているデータをいかにフォームに当てはめるか、ということを考えること自体が「見える化」に直結し、そのデータの共有をワークフローの活用によって「標準化」することで、付帯業務を大きく減らすことができるのです。

また、最新バージョン「Sm@rtDB Ver.4.1」では、RPAとの親和性を高めることで、さらなる生産性向上を目指しました。
これまでのITが担っていたシステム化領域は、業務全体の20%に過ぎず、これに関わる付帯業務が現場の業務の80%を占めています。そこで、付帯業務を削減し「創造性」にフォーカスするためには、「転記」「情報収集」「突合」といった作業領域を得意とするRPA(Robotic Process Automation)が、現実的な解であると我々は考えます。

これまで人がおこなっていた業務のロボット化による時間捻出を目的に、多くの企業がRPAを導入しましたが、成功事例は極めて少ないのが現状です。連携するシステムがRPAを意識した構造になっていないため、複雑なフローや少しの変更ですぐにロボットが止まってしまい、そのメンテナンスに時間を取られるという状態になってしまうのです。
そこで「Sm@rtDB Ver.4.1」では、ロボットに適した画面デザインやアカウント付与に取り組みました。たとえばRPAを「Sm@rtDB」と組み合わせることで、請求書処理のワークフローを効率化できます。さらに「知話輪」を利用していれば、自分にワークフローが流れてくると自動で通知が届き、これをPCやモバイル上で確認・承認できるため、業務スピードの大幅な加速が期待できます。

また、業務のベストプラクティスを提供する「Sm@rtDB」の新たなオプション「Enterprise ToDo」も、組織間の業務連携におけるToDoを一元管理することで業務スピードの向上に貢献します。業務のワークフローを定型化したものを、カレンダービューで可視化し共有することで、より効率的に依頼を伝達し、確実に遂行することができます。

しかし、これだけではイノベーションは起きません。組織としてイノベーションを起こしていくために必要なのは「意識共有」です。意識が共有されていない状態では、個人がそれぞれ頑張ったとしても方向性があわず、組織として目指すゴールが曖昧になってしまいます。一方「意識共有」ができていると、全員が同じゴールに向かうコンテクストや組織のやり方・考え方を認識できます。そのうえで、破壊的なイノベーションが起きるのです。
この「意識共有」のひとつの答えが、2016年にローンチしたビジネスチャット「知話輪」です。チーム内でタイムラインを共有することにより自然とゴールが共有されている状態を作り、それがイノベーションの実現につながります。

また、ポータル・グループウェア「INSUITE」の最新版Ver.4.1では、株式会社良品計画のMUJIGRAMをはじめとした他社事例を参考にして、「意識共有」の場となる「コンテンツ」機能を追加。「しっかり伝わる」「育て続ける」「簡単に創れる」という3つのテーマで各種機能を実装しました。

そして、次世代型インテリジェントクラウドデータベース「hibiki」。「Sm@rtDB」が得意とするWebデータベースとワークフローにコミュニケーション機能を加え、さらにクラウド上に乗せることで大量のデータを遅滞なく格納できるデザインとなっています。
たとえば顧客訪問レポートのような、蓄積すれば大組織ではビッグデータとなる文書も、分散データベースを使っている「hibiki」上でスムーズに表示できます。

世の中に存在するデータは年々増えており、その量は2020年には40 ZB(ゼタバイト)にもなると言われています。この「データ爆発」は企業のITシステム上でも起きており、従来のナレッジマネジメントや案件管理などのデータにとどまらず、行動データやコミュニケーションといった、コンピューターでは扱いきれない規模・領域にまで及んでいます。
しかし、これまでの企業ITでは仕組み上、扱うことができなかったデータから、新たな知恵やアイデアが生まれてくるのではないでしょうか。ビッグデータを扱えるようになるというパラダイム転換が、デジタルトランスフォーメーションの本質であると我々は考えます。

ビッグデータは企業ITでは扱いが難しかったため、その期待に応えられず、今はガートナーの「ハイプ・サイクル」における幻滅期のどん底にあります。ところが2018年現在、この分散型データベース技術は、MicrosoftのAzure Cosmos DBやAmazonのAWS DynamoDB、GoogleのGCP BigTableのようにサービス化しつつあり、こうした技術進化を享受するためには、システムを適切な形に設計し直す必要があります。こうしたビッグデータの世界が現場の手に届くようになるのが、Azure Cosmos DBを採用した「hibiki」です。
また、多岐にわたる会社の業務を担う各種ツールが提供されるなか、それぞれのSaaSと、それをつなぐAPIエコノミーが普及してきています。「hibiki」は、Horizontal / Vertical SaaS では埋められない現場のニーズを広くカバーし、継続的なバージョンアップと外部サービスとの連携により、永続的に最新テクノロジーの恩恵を享受できるようにデザインされています。

クラウドサービス「hibiki」を中心としたサービス連携イメージ クラウドサービス「hibiki」を中心としたサービス連携イメージ

「ビッグ・ドーナツ」の製品ラインアップはこれで完成しましたが、ドリーム・アーツは今後もお客さまの現場における生産性向上やイノベーションをお手伝いするため、より製品を進化させていきます。ぜひご期待ください。

会場の様子
参加者の声
  • 製品コンセプトがわかりやすく、また実現したいことが明確で良かったです
  • いつも先を見ているドリーム・アーツ社の考えにはすごく驚かされます
  • 「hibiki」は非常に興味深い。業務改革への応用が大いに考えられる
  • さまざまなツールによって、コミュニケーションがリアルタイムに行える一方、情報格差が発生し、業務に追われる時代。「アナログ時間」はこれまで以上に重要になると思います

ドリーム・アーツは、これからもお客さま、パートナーさまとの「協創」を推進し、信頼していただける企業を目指してまいります。